ファンタジー党

forestal pop

それは霞へと流れて

かむちゃうらる

そこは、森の中でした。あたりは一面緑色で覆われていましたが、ただ一箇所だけ道らしきものがありました。 彼女は何も覚えていません。なぜここにいるのか、ここはどこなのか。そういえば、自分の名前すら思い出すことができずにいます。しかし、不思議と不安はありませんでした。それどころか、どこかなつかしい感じがするのです。 彼女はみちびかれるように、道と思われる方向へと体をすすめます。てくてくてくてく、ひたすらに歩いていきます。歩みを止めるそぶりはありません。一体どこへ向かおうとしているのでしょうか。それは彼女にも分からなかったのです。 --------------------------------------------------------------------- 6/23(日) 1:37 一部音源を変更しました。 6/24 (月) 22:17 23日の変更でURLが間違っていたので修正

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